GMT、ワールドタイム、デュアルタイム・・・そして「GMT」「UTC」ってどう違うの?
静岡県富士市にあります ジュエリー・ウォッチ・ブライダルの ヤマトヤ富士店のKリハラです。
「オープン10周年感謝祭」で盛り上がっている富士店から、長文でのご案内?です!
電波時計に便利機能の1つとして搭載されることが多くなった「ワールドタイム機能」や「デュアルタイム機能」は、リュウズやボタンの操作で知りたい地域の時刻を文字盤に表示する機能のコトです。
【5月28日発売】CITIZEN 100th Anniversary Limited Model
ATTESA エコドライブ電波時計ダイレクトフライト
AT8046-51E 130,000円+税(1800本限定)
100周年限定品全6種、ヤマトヤ各店にて先行予約受付中!
「ワールドタイム」 : ダイヤル表示された世界の代表的な都市名を指定位置に合わせることで、時針が連動してその都市がある地域の時間帯の時刻を表示するもの。
セイコーが誇る先進技術で、使う人の感性を刺激する
SEIKO BRIGHTZ Flight Expert Dual-Time
SAGA252 100,000円+税
「デュアルタイム」 : もうひとつの時間(第2時間帯)を独立したサブダイヤルで表示します。このような↑モデルのことです。
機械式にも「GMT」と呼ばれる同様の機能があります。富士店の扱いブランド「ボールウォッチ」からその機能がついたモデルがコレです↓。
BALL WATCH Engineer Master 2
Pilot GMT
GM3090c-SAJ-BK 240,000円+税
「GMT」 : 通常の時針の他にもう1つ時針(GMT針)がついていて、それをベゼルやダイヤル外周の表示(ほとんどのモデルは24時間表示)を指すことで、もうひとつの地域の時間を表すモデル。
機械式では「ワールドタイム」「デュアルタイム」ではなく「GMT」と呼ばれています。…なぜそう呼ばれているのでしょうか?
調べてみると、「GMT」は、グリニッジ標準時( Greenwich mean time )を意味する言葉です。
かつて・・・、イギリスのロンドン郊外、グリニッジ天文台を通過する子午線を基準にして世界各地の標準時や時差に関する国際的なルールが取り決められていました。そこから、時計産業では、世界の複数の地域の時刻を表示する機能を「GMT」と総称するようになった・・・ようです。
更にもう1つ気になったことが・・・!
メーカーによってではありますが、標準時を「GMT」ではなく「UTC」と記しています↓
「GMT」と「UTC」の違いは何なのでしょうか?(左のプロトレックは私物です)
ちょっと前置きです。・・・時系には、「世界時」と「原子時」の2つあります。
「世界時」は、「UT(世界時:Universal time)」と呼ばれる「太陽がちょうど頭上最も高くなる時刻が正午とするという考え方に基づくもの」と、先に書いた「GMT(グリニッジ標準時:Greenwich mean time)」です。(このように世界時には2つありますが一般的な意味合いでは同義語と考えても良いようです)
そして、「原子時」は、1年に百万分の1秒も狂わないというセシウム原子の振動数を基準にした時系です。
この狂わないと言ってしまっても過言ではない高精度な原子時計が開発されたことにより、地球の自転速度にふらつきがあることがわかりました。そうすると秒の単位が常に変動してしまう世界時を用い続けることに様々な問題が生じてきてしまいます。
そのために基準時計として最も安定した原子時計が採用され、1958年1月1日0時0分0秒の世界時を原点としてスタートしたのが国際原子時です。
しかし、この国際原子時をそのまま使用していると、地球の自転速度の変動で次第に世界時とのズレが大きくなり、実生活上の不都合が生じてきます。そこで国際原子時と世界時の誤差が0.9秒以上ならないようにうるう秒で調整をしたのがUTC(協定世界時:Coordinated universal time)です。
つまり時間の基準は原子時の精度を保ちながら、太陽の運行と時間の表示がさほど狂わないように調整したもので、
日常に使われている時間はこのUTCです。
面倒くさい長文にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m「へーぇ、そうなんだ」と思っていただければ幸いです。
いつもなら、ここから「釣行報告」と続けたいところですが、今はGW真只中!!!大混雑間違いなし!
3月頃から堤防周りをウロチョロしている黒猫を手懐けることも楽しみにしていたのですが、GW期間中はお休みです。
(4月下旬釣行の時、駐車場で荷物を用意していた時に近寄ってきた黒猫です)
・・・なので、先々週、道糸と絡まり修復不可能なほど壊れてしまった「浮き」の新作を作ることにしました。道糸と絡まった状態で竿を煽ったりすると、道糸が発泡材製の本体や羽に食い込み修復不可能なほどのダメージを負ってしまいます。こうなると材料を購入して作り直すしかありません。発泡剤を円錐形に削るところから始めるのですが、ちょっと小細工しました。心棒の先端に錘を付けることなくバランスを整えてみようと思い、発泡剤先端の5㎝を硬質の発泡剤(白い部分)を使用してみました。
あとは、本体全体にコーティング剤を塗って完成です。
GW後の釣行で使ってみます。