メガネの素材 ”チタン” について
こんにちは! 静岡県裾野市佐野にありますメガネのヤマトヤ裾野店のカキシタです!
今回はメガネの素材で多く使われているチタンについて詳しくご紹介いたします。
チタンは軽くて丈夫な金属素材でメガネや色々な製品に使われています。
チタンは比較的新しい素材と思われている方が多いかもしれませんが、チタンが発見されたのは18世紀です。
強くて丈夫な素材の為、ギリシャ神話に登場するTitanosから名前を取って ”チタン” や ”チタニウム” と命名されたと言われています。
そんな優れた素材のチタンですが、加工や精製が難しい為、1948年ごろまでは実用化されませんでした。
世界大戦後、航空機の発達やロケットの開発が進む中でチタンが脚光を浴びる時代がやって来ます。
他の分野で開発された技術や素材を別の分野へ応用される事は多いですが、チタンもその流れでメガネの素材として使われるようになります。
加工やロー付け、表面処理などの様々な課題をクリアして、1982年にマルマンオプティカル社より世界で初めて100%純チタンのメガネ ”チタノス” が発売されます。
※チタノスは次回のブログでご紹介します♪
今でこそ多くのメガネフレームに使用されているチタンですが、その良さ(特性)をご紹介します。
1,軽くて錆びない
2,硬くて強い
3,熱に強く、非磁性
4,アレルギーが少ない
こうして見るとチタンの特徴はメガネ素材としても良いことばかりですね♪
様々なものに使用されるチタン材は4つに分類されます。
1,純チタン
2,αチタン合金(αチタン)
3、αーβチタン合金(αβチタン)
4,βチタン合金(βチタン)
この4種類のチタンの強度を比較すると
純チタン<αチタン<αβチタン<βチタンの順に強く硬くなります。
次に素材別の特性をメガネフレーム材料の立場から見てみますと、この様になります。
下の表を見ると、他の素材と比べてもチタンは軽く、アレルギーの心配も少なく、錆びたり変色しにくいメガネに最適な素材なのが分かります。
この様な説明を聞くと、メガネを選ぶならチタンで! となると思いますが、チタンの唯一の欠点は、加工の難しさから価格が上がってしまうところです。
でも、ご安心ください!
ヤマトヤではお求めやすい価格からチタン素材のメガネをご用意しております♪
次回のメガネ選びは素材も気にしながら選びませんか?
【ヤマトヤ裾野店】
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住所:静岡県裾野市佐野1601‐1(定休日:第二&第三水曜日)