プラチナとホワイトゴールドは何が違いますか?
皆さま、こんにちは。ヤマトヤ本部の青嶋 純佳です。
下のお写真をご覧ください♪一見すると、同じような銀色をしたジュエリーですが、この三本の素材は、プラチナ、ホワイトゴールド、シルバーと、それぞれ違う貴金属です。価値はもちろんのこと、装着したときの感じや、色の微妙な違いがございます。
今日は、「シルバー、プラチナ、ホワイトゴールドは何が違うの?」ということについて、ご案内いたします。
【1.お値段が違う】
冒頭から、いきなり身もふたもない表現で恐縮ですが(笑)、シルバー・プラチナ・ゴールドだと貴金属としての価値が全然違うので、それが販売価格にもダイレクトに反映されています。
希少性はプラチナが高いのですが、それとは別軸で、金やプラチナは相場価格が毎日発表されて、それが日々、変動しています。相場は、毎日発表されます。2018年5月現在ですと、ゴールドの相場の価格が最も高いですね。
【2.色が違う】
新品の状態だと、わかりづらい、というのが事実です。
ある程度時間が経ってくると、ホワイトゴールドはやや落ち着いた色味へ、シルバーは変色しやすいのでもはや銀色を保っていません。ほぼ変色しないのがプラチナ。時間が経っても白い輝きを保ち続けています。
ただ、ホワイトゴールドに関しては、技術力が上がっているので、プラチナのような白い輝きを実現しているホワイトゴールドもあるんですよ。NIWAKA(俄)のホワイトゴールドは「プラチナゴールド」と呼ばれているくらい!とっても美しいホワイトゴールドです。
【3.プラチナはほとんど変色しない】
プラチナの良いところは変色しなところ。ホワイトゴールドは、最近の高い技術のおかげで変色しにくい工夫がなされているとはいえ、プラチナに比べるとまだまだです。シルバーはお手入れを怠るとすぐに変色してしまいます(でも、それが味わいのひとつとなってジュエリーに愛着がわく場合もありますよ)。
・・・・と、ここまでプラチナ、ホワイトゴールド、シルバーに違いをご案内してきましたが、この認識は一般的には浸透していません。人によってはプラチナリングのことも「シルバー」と表現したり、あるいは銀色のジュエリーを全て「プラチナ」と言ってみたり。
もし、奥様や彼女が「シルバーリングがいいな」とサラッと言われたとしても、本当に意味するところは「シルバーの色をしたリング」のことを指しているのかもしれなくて、プラチナリングのことを指しているのかもしれません♪
私どものように、宝飾店のスタッフがどうやって貴金属を見分けているかというと、見た目、刻印(もしくは検定印)、そして重量を手掛かりにしています。最終的な見極めは専門業者へ持ち込んで、専用のマシンにかけて調べてもらうのですが、おおむねこの3つを判断材料としてジャッジしています。
そして、最後に「じゃあ、どの素材を選べば良いの?」ですが、これはお好みです!そして、宝飾品の用途によって、ご提案も異なります。例えば・・・・
結婚指輪のように「何十年にもわたって、毎日身に着ける」ということが前提になっているジュエリーの場合は、プラチナやゴールドをお勧めしています。冠婚葬祭時に着けるアコヤ真珠の留め金はシルバーです(ゴールド素材は仏事の際には身に着けないのがマナーであるため)。
気軽にブローチを楽しみたい方には、シルバー素材に宝石をちりばめたデザインが人気ですし、高品質な宝石はプラチナやゴールドにセッティングされます。
ジュエリーの素材について「実際に見てみたい!」と言う場合は、ぜひヤマトヤ各店へお越しくださいね!