ダイヤモンドのお手入れ方法のご紹介
こんにちは!静岡県御殿場市の時計・宝飾のヤマトヤ、事務スタッフのアオシマです。
今月(4月)の誕生石がダイヤモンドということもありまして、先日、ヤマトヤ御殿場本店のブログ記事(こちらの記事 をクリック♪)でダイヤモンドにまつわる逸話についてご紹介しました。
今日は、ダイヤモンドのお手入れ方法についてご紹介させていただきます(#^^#)。
ダイヤモンドの魅力といえば、キラキラした輝きヤマトヤの店頭でも、エンゲージリング(ご婚約指輪)用のダイヤモンドから、遊び心のあるカラーダイヤモンドまで、どのダイヤモンドもまばゆい輝きを放っています
「ダイヤモンドは時間が経つと輝かなくなるの?」「ダイヤモンドのお手入れはどうすれば良いの?」と、お客さまからご質問をお受けすることがあります。
あらゆる宝石の中で、耐酸性、耐アルカリ性、耐熱性に優れていますので、経年でダイヤモンドが変質することはありません。
(※とても厳密に言えば、摂700度以上の高熱に長時間さらすと変質する可能性があります。・・・・が、日常生活でそのような状況は考えにくいため、このブログ記事ないでは「変質しない」と書かせていただきますね!)
ただ、ダイヤモンドには油を引き寄せてしまう性質(=”親油性”)があります。そのため、表面に油分や脂質が付いてしまうことによって、キレイに輝かなくなります。
皮脂や、脂、石鹸、化粧品やヘアオイルなど、私たちの生活の中にはたくさんの油分がありまして、それらを取り除けば、ダイヤモンドは再び輝きを取り戻ります。
《ダイヤモンドジュエリーのクリーニングの基本は、油分を落とすこと》
【クリーニング前に、「石揺れ」がないか確認しよう!】
先端が清潔で細いもの(=爪楊枝など)でダイヤモンドに触れてみて、ダイヤモンドがカタカタと揺れたり、くるくると回ったりする場合は、クリーニングを中止しましょう。
「石揺れ」はどのような場合に起こるかと言うと、ダイヤモンドを留めている爪が浮いたり、ねじれたりしたときに、ダイヤモンドのセッティングが不安定な状態になったときです。
この状態でクリーニングを行いますと、石取れの原因になります。もし石揺れが見られた場合は、クリーニングはもちろんのこと、ジュエリーのご使用自体もお勧めいたしません。
そのままジュエリーを身に着けてお出かけして、宝石が落ちる、ということもあるんです。そうなると・・・・・ショックですよね。
石揺れを発見したら、近隣の宝飾店に持ち込んで修理の相談してみましょう。
※ヤマトヤの場合、お品の状態によってはその場で修理可能なこともありますが、状態によっては一旦お預かりして工房にて修理をさせていただく場合がございます。
さて。石揺れがないことをご確認いただいた上で、いよいよ、ダイヤモンドジュエリーのクリーニングです!方法は二つあります。
1.中性洗剤を使う方法
2.超音波洗浄機を使う方法
一般のご家庭でダイヤモンドジュエリーをお手入れされる場合、ほとんどが【1.中性洗剤を使う方法】です。
食器用洗剤液を入れた水にしばらく浸して、表面の汚れをやわらかくします。そのあと、清潔でやわらかい歯ブラシを濡らして、ダイヤモンドや爪、そしてダイヤモンドの後ろ側を優しくこすります。
ダイヤモンドは地球上で(!)最も硬い鉱物なので歯ブラシでひっかき傷がつくことはありませんが、ダイヤモンドを留めている貴金属(金やプラチナ)は小傷が付いてしまうことも・・・・。あくまでも、優しく、優しくこすってくださいね。
汚れを取り除いたあとは、真水でしっかりとすすいで、糸くずのない布(繊維が、ダイヤモンドと貴金属の合間にはさまってしまうのを避けるためです)で、水分を優しく拭き取ってください。
また、ご家庭でお手入れする際は以下の事柄にもご留意くださいませ。
★研磨剤入りの洗剤(=家庭用洗剤や歯磨き粉など)、また、研磨剤入りのものはご使用にならないようご留意ください。
★ダイヤモンドは、ある一定の方向に力を加えると割れる性質(=へき開性)があります。落としたり、衝撃を加えたりしないよう慎重にお取り扱いください。
【2.超音波洗浄機を使う方法】は、低周波の電波で液体を揺らすことによって、届きにくいところの汚れを落とすことのできる方法です。ヤマトヤも各店舗に超音波洗浄機を設置しています。
この写真のように、ジュエリーの構造によっては、ダイヤモンドの後ろ側に歯ブラシの毛先が届きにくいこともあります。そんなときは、ぜひヤマトヤへいらっしゃってくださいね。