【ヤマトヤ富士店】9月の誕生石 サファイア探求
皆様こんにちは富士市青葉町にありますヤマトヤ富士店です。
今月の誕生石紹介は「サファイア」です。
世界4大宝石の一つであり、とても魅力的な宝石サファイアの世界をご堪能いただけますと幸いです。
Sapphire サファイア
和名 蒼玉
サファイアとは…
サファイアとは、酸化アルミニウムの結晶から構成されているコランダムに属し、濃い赤色のルビー以外をサファイアと呼びます。
サファイアと言えば青い色という印象ですが、実は「ピンク・グリーン・パープル・イエロー・オレンジ・ブラウン」などのファンシーカラーと呼ばれるサファイも存在しています。ご自身のお好きなカラーのサファイアをコレクションするのも良いですね。
また、希少性や価値の高さから世界4大宝石の一つとされています。
サファイア 名前の由来と和名
サファイアの名前の由来はラテン語で青を意味する Sapphirus(サフィルス)から由来しているそう。和名でも蒼玉(せいぎょく)と呼ばれ、青に由来している名前となっています。様々な色が存在するサファイアですが、やはり古来より青い石という認識の方が高かったようです。
サファイアの歴史
サファイアは何世紀もの間多くの王侯貴族や聖職者から愛され、そのローブを飾ってきたことから、特別な宝石と捉えられていた事は間違いありません。古代ギリシャやローマでは王侯貴族は、人々の嫉妬や危害からサファイアが自分達を守ってくれると信じ守り石として身に着けていました。
また、王族の大きな儀式の際には必ずブルーサファイアが使われてきました。1042年 イングランドではエドワード懺悔王が王位に就く際、戴冠式でサファイアの指輪が使われました。
1840年には、イギリスのビクトリア女王の結婚前夜に夫となるアルバート公よりブルーサファイアのブローチが贈られました。かの有名なエリザベス女王も結婚のお祝いで、父ジョージ6世からブルーサファイアのネックレスとイヤリングを贈られています。
さらに、中世では天国の象徴としてブルーサファイアを身に着けており、庶民は富を呼び寄せる石として大切にしてきました。
更に近年では、1981年チャールズ皇太子からダイアナ妃へ贈られた婚約指輪もサファイアだったことから、更なる高貴な石へと人々の認知は高まりました。
古来より、サファイアのブルーに人々は特別な力や魅力を感じていたことが歴史からも読み取れますね。
サファイアの主な採掘国
サファイアは主に「マダガスカル・タンザニア・スリランカ・ミャンマー」など様々な国で採掘されます。近代では、タイ・カンボジア・ベトナム・アメリカ・オーストラリアなどでも採掘されています。
ですが、最も評価が高いサファイアはカシミール産、大理石中から採掘され、その美しい青は「コーンフラワー・ブルー」や「ベルベティ・ブルー」と呼ばれ、イギリス王室に愛されてきました。100年の採掘を終了し、更に高いプレミア価格が付くサファイアです。
サファイアの石言葉
サファイアの石言葉は、「慈愛」「誠実」「忠実」「徳望」「真実」。結婚や大切な人へ贈る宝石としても人気で、something Blueの一つに使用される事もあります。この深い青には、貞操を守り強い愛を守ってくれ、身につ着ける人に穏やかな愛を導いてくれる効果があります。
また、「聖なる石」や「天の石」とも呼ばれており、その青色で身に着けた人の才能や自身を引き出すとされています。
サファイアの特性
サファイアはモースコード(物の固さを図る尺度)9とダイヤモンドより固く、工業用に使われるほど丈夫な宝石として知られています。
また、サファイアは科学的にも非常に安定している為、薬品にも非常に強く酸や塩基溶液にも左右されず溶ける事はありません。但し、フッ酸などの腐食性の高い溶液にわずかに溶かされます。
さらに熱などにも強く耐久性に優れた宝石です。
サファイアの保管方法
サファイアは固く丈夫な宝石ですので、他の柔らかい宝石(真珠など)を傷めない為に、一緒に保管しないようにしましょう。どうしても一緒にジュエリーケースにしまいたい場合は、サファイアが直接他の宝石に当たらないように何かで包んだり、ジッパー袋に入れてジュエリーケースにしまってください。
熱にも強いサファイアですが、なるべくダメージとなる要因を排除する為、直射日光が当たらず湿気が多すぎない室内に保管してください。
サファイアのお手入れ方法
お手入れ方法はとても簡単です。今回は2つのお手入れ方法をご紹介♪こまめなお手入れで美しいサファイアブルーを存分に楽しんでくださいね♪
Step1. 使用後は拭いてからしまう
基本的には、使用後は柔らかな布で優しく拭いてあげましょう。肌に触れる事でついてしまった皮脂や汗を柔らかな布で優しく拭き取ってください。汚れはジュエリー全体を痛めてしまう恐れが在りますので、使用したら拭いて汚れを落としてしまう事を習慣にしましょう。
Step2. 汚れたら洗浄する
<ご用意いただくもの>
・ぬるま湯(30℃くらい)・中性洗剤(食器用洗剤)・耐熱用の容器・柔らかな絵筆やブラシ・水分を吸収する柔らかな布
1.中性洗剤とぬるま湯で洗浄する
表面についた皮脂や汗、汚れを落とすために、お湯と洗剤を使用します。
お湯を入れても良い器に30℃程度のぬるま湯を入れ、中性洗剤を数滴たらし静かに良くかき混ぜお湯と洗剤を馴染ませ、洗浄液を作ります。造った洗浄液の中にサファイアを着けおきします。この時金属部分も一緒に入れても大丈夫です。
2.流水に当てながら、毛先の柔らかな絵筆orブラシで汚れを落とす
浸けおきで浮き上がってきた汚れや皮脂を流水に当てながら、柔らかな絵筆orブラシなどで落としていきます。この時、サファイアや金属をゴシゴシ洗わず、撫でるように優しく汚れを落としてください。汚れや皮脂、洗剤成分はしっかり流しましょう。
流水を使いますので、宝石を流してしまわないよう注意してくださいね。
3.柔らかな布で優しく水分をふき取る
しっかり汚れを落としたら、柔らかくて水分を吸収してくれる布で優しくしっかりと水分をとってください。
以上3ステップでお手入れは完了です。汚れが気になった際や、ご使用後など是非お試しください。
いかがでしたか♪サファイア選びのご参考にしていただけましたら幸いです。
次回は富士店のサファイア商品のご紹介をさせていただきます♪
お楽しみに~♪
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