【ヤマトヤ富士店】8月の誕生石 ペリドット探求
皆様こんにちは、静岡県富士市青葉町にありますヤマトヤ富士店です♫
今回のご紹介は、8月の誕生石ペリドットです♪
透き通った美しい黄緑が魅力的な宝石ペリドットの世界をご堪能ください.
ペリドット
正式名称 オリビン
和名 橄欖石(かんらんせき)
ペリドットとは…
オリーブグリーンが印象的なペリドット、じつは宇宙からやってきた宝石なんです。
隕石中に橄欖岩(ペリドットの母岩)を発見したのは、18世紀。ロシアの東シベリア・クラスノヤルクに落下した隕石成分から、橄欖岩が発見されました。それから約1世紀半後、19世紀末のアメリカ合衆国・ケンタッキー州イーグル・ステーションに隕石が落下、その中にはペリドットが…。鉱物学者のG.クンツ博士とティファニー社によって0.42ctのクッションカットに研磨され、パリ万博にて披露されました。
また、隕石だけではなく地中深くのマントル(惑星の内部構造)にもペリドットは存在しています。何故ならマントルは橄欖岩、ペリドットを作り出す母岩でできており、マントル中にはペリドットが…。つまり、地球のマントルはペリドットと橄欖岩で構成されており、マグマのような真っ赤な内部ではなくペリドットの美しいグリーンで覆われているそうです。
宇宙にも、地球内部にもある橄欖岩が生み出す神秘的な宝石でもあり、私達の地球も宇宙の惑星の一つなんだと改めて感じさせてくれるロマンチックな宝石なのです。
ペリドット名前の由来と様々な名称
ペリドットは3つの名称で呼ばれていますが正式名称はオリビン、オリビンとは橄欖石の事で、橄欖は植物のオリーブを表し、学名もolivenと由来の名前になっています。
では、ペリドットという名称の意味とは?と疑問に思われるのではないでしょうか。ペリドットの名称の由来は、アラビア語に由来しているようですが残念ながら本来の意味は不明とされています。
ちなみに和名では、橄欖石と呼ばれています。
ペリドットの歴史
ペリドットは非常に歴史が深く、紀元前1500年にはエジプトの紅海沖にあるセントジョーンズ島にて採掘が開始されていたという記録が存在しています。
「太陽の石」や「イブニングエメラルド」と呼ばれ、古代エジプトやローマ時代から愛されてきました。
「太陽の石」の由来は、古代エジプト人が太陽神ラーの金色の光を受け継いだ太陽の力を宿した宝石と考え名づけられました。
また、ローマ人からは「イブニングエメラルド」と呼ばれ、ペリドットの高い複屈折率から、夜の僅かな光を取り込み、美しい緑色の輝きを放つ事から夜の宝石として愛されてきました。
ペリドットの性質と注意点
ペリドットは宝石の中では、比較的丈夫な宝石です。水分や紫外線にも強く、影響を受けて退色してしまう事もありません。なので、普段使いにもとても向いている宝石です。
ですが、モースコードが6.5ー7とジュエリーとして使用する分には十分な硬度があるものの、衝撃には弱く強い力が加わると破損する可能性がありますので注意してください。
また、ペリドットに急激に熱を加えてしまうとひび割れの原因にもなりますので、ペリドットを身に着けた状態でのドライアー使用や電気カーペットの上に置き去りにするなど、熱が加わる場所への置き去りにはご注意ください。
ペリドットの石言葉
ペリドットの石言葉は「夫婦愛」「幸福」「和合」「希望」。
ペリドットは人の心を平常にし、相手への一途な気持ちで満たしてくれますので家庭円満は間違い無しです。更にそのグリーンは人々の心を癒し、朗らかな気持ちにさせ他人との良好な関係を保ってくれます。
対人運をあげてくれ持ち主に幸せを運んでくれる宝石ですね。
ペリドットのお手入れ方法
お手入れ方法はとても簡単です。今回は2つのお手入れ方法をご紹介♪こまめなお手入れで美しいグリーンと輝きをより一層楽しんでくださいね。
Step1. 使用後は拭いてからしまう
基本的には、使用後は柔らかな布で優しく拭いてあげましょう。肌に触れる事でついてしまった皮脂や汗を柔らかな布で優しく拭き取ってください。汚れはジュエリー全体を痛めてしまう恐れが在りますので、使用したら拭いて汚れを落としてしまう事を習慣にしましょう。
Step2. 汚れたら洗浄する
<ご用意いただくもの>
・ぬるま湯(30℃くらい)・中性洗剤(食器用洗剤)・耐熱用の容器・柔らかな絵筆やブラシ・水分を吸収する柔らかな布
1.中性洗剤とぬるま湯で洗浄する
表面についた皮脂や汗、汚れを落とすために、お湯と洗剤を使用します。
お湯を入れても良い器に30℃程度のぬるま湯を入れ、中性洗剤を数滴たらし静かに良くかき混ぜお湯と洗剤を馴染ませ、洗浄液を作ります。造った洗浄液の中にペリドットを着けおきします。この時金属部分も一緒に入れても大丈夫です。
2.流水に当てながら、毛先の柔らかな絵筆orブラシで汚れを落とす
浸けおきで浮き上がってきた汚れや皮脂を流水に当てながら、柔らかな絵筆orブラシなどで落としていきます。この時、ペリドットや金属をゴシゴシ洗わず、撫でるように優しく汚れを落としてください。汚れや皮脂、洗剤成分はしっかり流しましょう。
流水を使いますので、宝石を流してしまわないよう注意してくださいね。
3.柔らかな布で優しく水分をふき取る
しっかり汚れを落としたら、柔らかくて水分を吸収してくれる布で優しくしっかりと水分をとってください。
以上3ステップでお手入れは完了です。汚れが気になった際や、ご使用後など是非お試しください。
ペリドットの保管方法
ペリドットは、熱に弱い性質を持ち合わせていますので、高温多湿にならない場所に保管してください。
また、衝撃や固いジュエリーとこすれ合って表面に傷がつく可能性もありますので、ジュエリーボックスなどに収納する際は、他のジュエリーとぶつからないようにするか、ケースを分けて入れてもいいでしょう。
いかがでしたか♪ペリドットの世界を堪能していただけましたでしょうか。
次回は商品紹介ですので、お楽しみに~♪
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