「Pt900」や「K18」はどういう意味ですか?
皆さま、こんにちは!ヤマトヤ本部の青嶋 純佳です。
ジュエリーのお買い物をされるときに見かける「Pt900」や「K18」の文字。値札に印字されていたり、あるいは指輪の内側に刻印されていたりします。
右上のネックレスは「K18」で、下のネックレスは「Pt900」と刻印されています。この秘密は・・・・・!?
「K18」は「じゅうはちきん」のことを指しており、これは「この素材には金が75%含まれています」という意味です。(※金の刻印を表すときは24分率が採用されておりまして、「24分の18」=0.75=75%です)
海外では、1000分率が採用されていることが多いので、75%=1000分の759ということで「750」という刻印が多いです。
「K24」という刻印は「にじゅうよんきん」で、金の含有率が100%という意味。いわゆる純金のことです。ただ、純金(純プラチナも総エスが)は、やわらかくて宝飾の加工にも、宝飾品としての使用にも不向きです。
そこで、金の含有率を75%にまであえて下げて、残りの25%に別途、金属を混ぜて耐久性を出します。この残りの25%の金属のことを「割り金」と呼びます。(※K14やK10は金の含有率が下がるので、相対的に割り金の比率が高くなります~)
この割り金に何の金属を選ぶのかによって出来上がりのゴールドの色が決まります。
例えば、割り金に白金系の金属を選べばホワイトゴールドになりますし、銅(どう)を割り金に多めに選べば、出来上がりはピンクゴールドになります。もちろん、金の持つ本来の華やかさを活かしたイエローゴールドも人気ですよ♪
左のアメジストのピアスはピンクゴールド、右のピンク色のサンゴのピアスはイエローゴールドです。
ちなみに、K18(じゅうはちきん)の数字の部分が「14」や「10」になることも。数字が小さくなればなるほど、金の含有率も下がります(=お値段も一緒に下がります)。K14は「じゅうよんきん」、K10は「じゅっきん」と呼んでいます。
・・・・・と、金のことばかり触れてきましたが、プラチナはと言いますと、「Pt950」は「プラチナの純度が95%ですよ」という意味。バリエーションとしては、「Pt950」の他に、「Pt900」「Pt850」など、合計三種類のプラチナジュエリーが多く流通しています。
プラチナも金と同じように純度が100%のものは柔らかすぎるため、ジュエリーの加工が大変しづらい(=クォリティが下がる)ため、ほとんど流通していません。
※一部メーカーさんが純度99%の結婚指輪の製造を行っていますけどね!これは結婚されるお二人の「ピュアな気持ち」的な意味合いを込めて、純度を高めたプラチナ製品を作ろう、という想いが込められているようです♡
以上、刻印についてでした♪