「コンタクトレンズ」の名前の由来は本のタイトルだった!?
皆さま、こんにちは。ヤマトヤ本部の青嶋 純佳です。
毎朝、デイリータイプのソフトコンタクトレンズを使っているのですが、ふと、「これって何年前から存在しているんだろう?」と思い立ったので、本を読んだり、コンタクトメーカーさんのHPを読んでみたところ・・・・・
「コンタクトレンズ」という言葉の語源が、なんとスイス人研究者の本のタイトル『Eine Kontactbrille』から来ていることにびっくり!
さらに、この本が書かれたのは19世紀(100年以上前)。意外と歴史が長いことにもダブルでびっくりです。
(てっきり戦後あたりにコンタクトレンズが開発されたのだろう、と思いこんでいたので・・・)
◆コンタクトレンズの原理に気づいたのはあの有名な・・・・・◆
そして、コンタクトレンズの原理に人類が初めて気づいたのはもっともっと古い話で、あのレオナルド・ダ・ヴィンチが1508年に気づくんです。彼は、水の張ったガラスのボウルに目を開けて浸したところ良く見えたことから気づきを得ました。500年前の話だと思うと、すごいことですね。
◆19世紀には、様々な学者がコンタクトレンズの研究にいそしんだ◆
時が流れて19世紀。様々な研究者たちがコンタクトレンズの研究にいそしみます。
角膜を保護するためのレンズと、視覚矯正のためのレンズ。この両方の研究が進められました。このうち、視覚矯正のためのレンズの研究に貢献したのがオイゲン・フィックとアウグスト・ミュラーでした。
オイゲン・フィックはウサギを使って装着を試したり、『Eine Kontactbrille』という本を執筆したり。そしてこの本のタイトルが現在のContact Lens(コンタクトレンズ)の語源になります。
※Eine Kontactbrilleはドイツ語で、Eine=「A」、Kontact=装着、Brille=眼鏡、という意味で、「ザ・装着眼鏡」みたいな意味です。日本語にするとちょっと・・・・アレですね(汗)。
当時のコンタクトレンズは基本、ガラス製のレンズでした。絶対に痛かったはず!アウグスト・ミュラーは自らの目に入れて視覚矯正に成功しましたが、あっという間に充血して30分ほどしか装着できなかったと言われています。
◆1940年代に初代ハードコンタクトレンズが登場◆
今現在、コンタクトレンズは主にハードコンタクトレンズとソフコンタクトレンズの2種類がありますが、ハードコンタクトレンズのほうが、ほんの少し早く歴史に登場します。
1940年代にポリメチルメタクリレート(PMMA)という素材が開発され、これがハードコンタクトレンズの原型となります。
ただ・・・・問題点がありました。角膜の代謝に必要な酸素が通らないため、長時間の装着が困難でした。そこで、1970年代から、酸素透過性のハードコンタクトレンズの開発が進むと同時に、装用感(着けごこちですね)の改善も図られます。
◆1950年代~60年代にかけてソフトコンタクトレンズの原型が登場◆
今度は、ソフトコンタクトレンズの素材となるアクリル系ハイドロゲル(HEMA)が開発されました。着けやすさから、ソフトコンタクトレンズの普及は広まりました。
・・・がしかし。コンタクトの汚れやタンパク質が感染症を引き起こすことがわかります。そこで、1980年代に使い捨てソフトコンタクトレンズが開発・市販されました。
◆現在はおしゃれのためにコンタクトレンズを着ける方も増えました♪◆
2000年代に入るとカラーコンタクトを着ける方が増え、最近ではメイクアップの一環として欠かせない存在になりましたね。Youtubeのメイクアップ動画を見ると必ずと言って良いほどカラコンを着ける場面があります。
ヤマトヤでは、視力矯正のためのコンタクトレンズはもちろんのこと、カラーコンタクトレンズもお取り扱いしております(#^^#)!ぜひお待ちしております。
ヤマトヤ東田中店
住所:静岡県御殿場市東田中3‐3‐17
電話:0550‐84‐0102(コンタクト担当者へ直通)
定休日:年末年始および社内行事を除き無休